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東日本大震災救援募金のよびかけ

 

 2011年3月11日(金)午後に発生した東日本大震災と、それに引き続く福島原発事故で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また被災により亡くなられた皆様にお悔やみを申し上げるとともに、哀悼の意を表します。

 宗教法人日本テーラワーダ仏教協会では、被災地の方々への継続した支援を行うため、東日本大震災救援募金の専用郵便振替口座を開設いたしました。口座番号などは以下のとおりです。

▷郵便振替口座 00170-2-727809 
 口座名称:
 日本テーラワーダ仏教協会 慈しみ募金
 ニホンテーラワーダブッキョウキョウカイ イツクシミボキン

▷他行からお振込みの場合
 ゆうちょ銀行 
 店名(店番)〇一九(ゼロイチキュウ) 店(019)
 当座 口座番号:0727809

 皆様からお寄せいただいた浄財は、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)などの団体を通して、または協会の直接支援の形で、被災地の皆様の支援に役立てる所存です。

 なお、募金は所得税控除の対象とはなりません。領収書やお礼状の発送も省略いたします。ご了承いただければ幸いです。義捐金の運用については、機関誌『パティパダー』や当ブログで随時ご報告いたします。

 日本テーラワーダ仏教協会では、今後とも東日本大震災で被災された方々のために尽力する所存です。

                           

震災後の経過報告(2012年02月06日更新)

▼2013年1月末、「慈しみ募金」より(財)全国青少年教化協議会のあおぞら奨学基金に1,000,000円を拠出しました。あおぞら奨学基金は、宮城県石巻市の公立高校に通う生徒を対象にした、基本月額1万円の奨学金事業です。"みなさまからの基金が、被災地高校生の「いま」を支え、「未来」をつくります。"

iwate-logo-342-341.jpg▼2012年9月末、シャンティ国際ボランティア会(SVA)宮城県山元町事務所に車両2台を寄贈しました。
 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)の被災地活動には当協会の「慈しみ募金」から数次の資金拠出を行っており、その都度支援状況について報告をいただいてきました。
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 二〇一二年七月、SVAは宮城県山元町に事務所を開設し、同町及び福島県南相馬市において移動図書館の巡回や仮設住宅の集会所の図書入れ替えなどの事業を展開中です。日本テーラワーダ仏教協会ではSVAからの要請を受け、被災地支援を続ける上での必需品である自動車2台を「慈しみ募金」より同事務所に寄贈いたしました。
 支出の内訳は、中古車両の購入費2台分(バン、ワンボックス)と関連費用(ガソリン、メンテナンス)、車両保険代金など、併せて1,560,000円です。

▼2012年8月末、ピアサポートネットしぶや による 「大槌町安渡地区での交流イベント・子供の居場所づくりの支援」に慈しみ募金より2012年度分の活動費用として、508,210円を拠出しました。

▼2012年4月末、ピアサポートネットしぶや による 「大槌町安渡地区での交流イベント・子供の居場所づくりの支援」に慈しみ募金より5~6月2ヶ月分の活動費用として、314,800円を拠出しました。

▼2012年3月末、被災により蔵書を失った福島県新地町図書館への図書支援に慈しみ募金より165,932円を拠出しました。

▼2012年3月末、東日本大震災子ども支援募金 ユネスコ協会就学支援奨学金に慈しみ募金より1,000,000円を拠出しました。

▼2012年3月末、あしなが育英会「東北レインボーハウス建設募金」に慈しみ募金より1,000,000円を拠出しました。

▼2012年2月末、ピアサポートネットしぶや による 「大槌町安渡地区での交流イベント・子供の居場所づくりの支援」に慈しみ募金より356,210円を拠出しました。

default.png▼2012年1月24日(火)、渋谷区内で青少年支援活動を行なっているピアサポートネットしぶやによる岩手県「大槌町安渡地区での交流イベント・子供の居場所づくりの支援」に慈しみ募金より356,420円を拠出しました。

iwate-logo-342-341.jpg▼2012年1月24日(火)、シャンティ国際ボランティア会(SVA)「いわてを走る移動図書館プロジェクト」への支援として、年間4台の移動図書館車を運行させるために必要な費用(燃料費等)200万円を慈しみ募金よりを拠出しました。

▼東日本大震災で甚大な津波被害を受けた宮城県気仙沼市唐桑町大沢地区で、2011年11月3日(木,祝)に「小原木復興イベント かえっぺす! 笑顔をもういちど」(企画・大沢青年婦人部)が開催されました。地域の氏神様である賀茂神社の大祭を核にした復興イベントです。協会ではこのイベントの支援を行いました。

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●支援に至る経緯
 大沢地区と本協会をつないでくれたのは、スリランカ料理レストラン「ディヤダハラ」のオーナー、ダンミカさん(六月、気仙沼で宝経法要が行われた際にも同行)です。ダンミカさんが大沢地区出身で気仙沼の鹿折にお住まいの吉田さんと親しく、紹介してくれました。吉田さんは被災者の方が避難所生活から仮設住宅に移られても寄り添い、親身になって手伝い、現地の皆さんから信頼厚い方です。
 大沢地区では、一八六戸のうち一四〇戸が津波で流されました。現在、大沢地区の被災者の方は、小原木中学校と小原木小学校の仮設住宅とその他の地区に分散しています。
 現時点での仮設住宅に住んでおられる被災者の方々の悩みは、仮設住宅内のまとまりがなく、コミュニケーションがとりにくい状態にあること。お年寄りの引きこもりもあります。この状態を改善する策としてはイベントが最も効果的と自治会から提案がありました。たまたま大沢地区の氏神様、賀茂神社の大祭が十一月三日に決まり、ダーヤカ会議でお手伝いをする決議がなされました。「慈しみ募金」より五〇万円までの拠出が認められました。

●参加者
テーラワーダ仏教協会より八名、炊き出し部隊のダンミカさんグループ七名

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●日程
十一月二日十二時、レンタカーにて東京発/二十二時、「舘老人 憩いの家」着/三日一時、野菜のカットやヨーヨーの仕込み終了、協会スタッフは、小原木中学校の仮設の集会所で就寝/四時、ダンミカさんグループによる料理の仕込み終了/六時三〇分、設営開始/十時、祭りスタート/十四時、祭り終了、小原木中学校の仮設の集会所で洗い物/十七時、気仙沼発/二十三時三十分、新宿着

●今回準備したもの
1.炊き出し
チキンカレー 300人分
ハンバーグ(ブロッコリー、ニンジン、ポテト添え)ライス付 200人分
焼きそば 100食
豚汁 300食
焼き鳥 1200本
フランクフルト 120本
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フライド ポテト 100食
綿飴 100本
2.子供向け遊戯
菓子袋  100個
ヨーヨー釣り
輪投げとダーツゲームによる景品
くじ引き

※料理に使われた野菜1トンは、ダンミカさんの取引先の業者さんから差し入れ。現地の方からは甘酒が振舞われました。

▼つくば市のスリランカ寺院・讃仏陀楼迦寺(さんぶっだろうかじ)のダンマローカ長老とスリランカ人檀信徒によって、2011年6月11日に宮城県気仙沼市で行われた「東日本大震災犠牲者追悼と復興祈願」の費用を拠出しました(明細は後日)。気仙沼での法要には、協会会員の有志の方々も自費で参加しました。青年部の大石さんによる写真レポート「東日本大震災犠牲者追悼と復興祈願 気仙沼へご一緒致しました」をご覧ください。

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▼2011年5月23日(月)に304,000円、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) の緊急救援募金に拠出しました。▼2011年5月23日(月)に304,000円、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) の緊急救援募金に拠出しました。

▼協会の東日本大震災救援募金にお寄せいただいた浄財から、2011年5月9日(月)に464,000円、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) の緊急救援募金に拠出しました。

▼協会の東日本大震災救援募金にお寄せいただいた浄財から、2011年5月9日(月)に464,000円、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) の緊急救援募金に拠出しました。

▼協会の東日本大震災救援募金にお寄せいただいた浄財から、2011年4月27日(水)に100,000円、ダンミカ・ジャヤナンダナさん(スリランカ料理店「ディヤダハラ」店主)始めとする在日スリランカ人有志による気仙沼市唐桑町でのカレー炊き出し(4月30日~5月1日)に拠出しました。協会会員の方も炊き出しに参加しました。

追記(2011/06/12))炊き出しに参加された会員の塚本さんがレポートをまとめて下さいました。以下のPDFファイルを御覧ください。

気仙沼炊き出しi20110430_0501(20110606)PDF 2.4MB

炊き出しに同行されたSPUTNIK Internationalの方がまとめた動画もあります。「スリランカからの恩返し2 〜カレーの炊き出し」

▼協会の東日本大震災救援募金にお寄せいただいた浄財を、2011年4月11日(月)に195,273円、26日(火)に233,768円、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) の緊急救援募金に拠出しました。

▼2011年3月27日(日) ダーヤカ会議(運営役員会議)で東日本大震災救援募金の専用郵便振替口座を開設することを決議しました。ゴータミー精舎、アラナ精舎、マーヤーデーヴィー精舎で東日本大震災救援のための募金箱を設置を決めました。


▼2011年3月16日(水) 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA) の緊急救援募金に一〇〇万円を拠出しました。

▼2011年3月11日(金) 震災直後に帰宅困難となった人々の避難所としてゴータミー精舎を開放。翌日にかけて約20名の方が精舎に宿泊しました。

~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~
アルボムッレ・スマナサーラ長老から、東日本大震災で被災された皆様へのメッセージが届きました。日本テーラワーダ仏教協会の小西淳一会長からのお見舞いの言葉とともに掲載いたします。

                           

東日本大震災で被災された皆様へ
災害に遭遇した時の心構え

 日本史上最大の災害に見舞われている皆様に励ましの言葉をかけてあげたいと痛感していますが、災害の過酷さを知った瞬間から私自身のこころも茫然となってしまったので、どのような言葉を選び申し上げればよいのかとまったく思い浮かびません。今も思考が完全に停止した状態でいます。凄まじい自然災害の上に、原子力発電所の事故にまでさらされているのです。

 しかし、日本の状況についての諸外国の人々の感想を読んでみると、精神を強く持つことができると思います。被災者の皆様方が感情的にならずに状況を冷静に判断して、理性的な行動をとっていることは、奇跡的な対応であるとしか言いようがありません。私は、常日頃、ふつうに平和に生活している皆様のこころに、常識を超えるほど落ち着きと強さが秘められていることを実感しました。いかなる災害に見舞われても、それを乗り越えられる力が日本の皆様に本来具わっているという、諸外国の方々の言葉はまさにその通りです。何を失っても、皆様方は強い精神という最大の宝物を持っているのです。

 それでも、二十四時間、大震災の関連情報が耳に入ると、胸が塞がって力が徐々に抜けてしまう可能性もありますので、決して精神的には落ち込まない、前向きに努力して「この不幸を乗り越えるぞ」と決意の思いを保ち続けてほしいのです。こころの落ち着きを揺らがないように保つ人に、乗り越えられない苦難はないという仏教の真理を覚えておきましょう。

 このような状況において、皆様のこころの拠り所になるよう、一切の苦しみを乗り越えることに成功したお釈迦様のお言葉を申し上げることにいたします。

Āpadāsu, bhikkhave, thāmo veditabbo, 
アーパダース ビッカヴェー ターモー ヴェーディタッボー
比丘たちよ、精神力があることは
災難に遭遇した時わかるものです。

 この言葉に対するお釈迦様自身の解説はこのようになります。

 親族が災難に遭った時、財産が被害を受けた時、病害に遭った時、ある人はこのように熟慮します。この世の中はこんなものである。この世も、この命も、八つの現象によって振り回されているものです。その八つとは、得すること、損すること、名誉、不名誉、非難を受けること、称賛されること、幸福になること、不幸になることです。この八つは世に対して、わが命に対して、常であると知るその人は、悲しまない、へこたれない、嘆かない、胸を打って慟哭したりしない、精神的に混乱に陥らない。(Aṅguttara Nikāya, Catukka nipāta, Mahāvagga, sutta No.2)

 被害に遭った日本の皆様方も、家族親族を失うことに遭遇しました。家屋と全財産を失うことにもなりました。仕事と職場もなくなりました。なにもかもなくなって、ひとりぼっちになってしまった方もおられます。世の常である八つの現象の、損することと不幸になることの二つに遭遇しました。それも耐えられるほどの程度ではありません。それでも皆様方は、奇跡的な冷静さで状況を受け止めて対応しているのです。お釈迦様がおられたならば、間違いなくお釈迦様が讃嘆なさる人格者でしょう。この際、被害には遭っていないが非難を受けて悩んでいる方々もいると思います。行政など、対策が遅れていると非難を受けている方々のことです。その方々も非難に対して悩んだり落ち込んだりしないで、非難をされることも世の常であると理解して、自分の命を二の次にして、苦しみに陥っている人々の救済活動にあたってほしいのです。自分たちも頼りになる人格者であると示す、今がその時だと思います。

 皆様方に「天罰」が落ちたわけではないのです。神様が怒ったわけでもないのです。かつて悪業を犯したから、その報いを受けたわけでもないのです。今の災害は誰のせいでもありません。自然法則なのです。いつだって私たちは、自然法則によって振り回されているのです。人間には自然法則を管理することはできないのです。大雪が降らないように、豪雨にならないように、干ばつにならないように、地震が起きないように、津波が起きないようにと、手を加えることは不可能です。我々は自然法則に従ってできる範囲で努力して身を守って生きているだけの存在なのです。人間のいかなる努力もきかない場合は、精神的に落ち込むのではなく、世の常であると理解して、冷静な態度をとるしかないのです。

 ですから、何を失っても、こころの落ち着きを失わないように、人格が乱れないように、こころが悩まないように努力することこそが、智者の生き方なのです。変わるものは変わるのです。なくなるものはなくなるのです。失われるものは失われるのです。世の常に対して、人は完全に無力なのです。一切は無常であることをこの機会に身をもって理解して、智慧を開発することができますようにと誓願いたします。老いと病に蝕まれ、衰弱して倒れたある人に向けて、お釈迦様は、「からだが病に陥っても、こころは病に陥らないように」とアドバイスされました。皆様方も何を失っても、こころはなんの被害にも遭わないようにと励まれるよう切望します。

三宝の御加護により早く復興できますように。

アルボムッレ・スマナサーラ

                           

日本テーラワーダ仏教協会
東日本大震災 被災者の皆様へのお見舞いの言葉

 去る三月十一日午後に発発生した東日本大震災により亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者の方々にこころよりお見舞い申し上げます。
 特に被災者の方々はご自分が危機をくり抜けたところに一瞬にして肉親、友人、知人と家財まで失われました。我が身に置き換えた時その悲しみは言葉になりません。
 今から私達ができることは、一人ひとりが慈しみのこころを持って被災者の方々に援助の手をさし伸べることを約束し、実行して行くことではないかと思います。
 そして、被災者の方々が自分たちには無限の仲間がいるから大丈夫、心配無いと、確信を持って下さるように精進して行くことかと思います。
 被災者の方々が一日も早くこの惨事から立ち直り、自信を取り戻し、こころを癒して下さることをこころから念願いたします。
生きとし生けるものが幸せでありますように。

平成二十三年 佛紀二五五四年 三月十八日
宗教法人日本テーラワーダ仏教協会
会長 小西淳一

                           

~生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように~

ミャンマーのサイクロン「ナルギス」による被災者救援募金に、皆様からの力強いご支援が続々と届いています。5月23日までに114名の皆様と2団体から138万1500円が寄せられました。これらはウェーサーカ祭において、当日の寄付42万8500円と合わせ、合計181万円として、招待したお坊様のお一人、ウ・スセインナ長老(門司の世界平和パゴダ住職)にお渡ししました。

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写真:サイクロン被災地の村々に救援物資を届けるウ・スセインナ長老一行(上)、被災地の寺院に運び込まれた救援物資(下)

6月3日に日本を発ち、14日までミャンマー入りされたウ・スセインナ長老と、現地ボランティアの代表の方より、もっとも深刻な被害を受けたイラワジデルタ地区における長老方による救援活動の様子を伝えるお手紙と写真をいただきました。以下、ご紹介いたします。

ウ・スセインナ長老のお手紙

謹啓      平成20年6月23日

先日は大変お世話になりました。
私も6月3日に発ち10日間滞在して、14日に帰門致しました。
写真も早くと思っておりましたが、遅れて申し訳ありません。 現地からもお礼の手紙を預かっております。
日本テーラワーダ仏教協会会長様はじめ、田 光礼様、会員の皆様方には大変お世話になりました。
訪ねた地方はボーカレー・ピャーポン地方等に行き、その中の16の村を回り皆様の寄付金を、1316家庭(5031名)の方々に配布して参りました。
私の滞在期間も限られている為、ハインジー島(サイクロンの直撃を受け大きな被害を出したエヤワディ管区の島)へは他のお坊さんにお世話を頼んで行ってもらいました。
米・鍋・フライパン・水・塩・食用油・茶碗・スプーン・排水の機械等を配って参りました。
また被害に遭ったお寺には、特別に寄付金と品物を置いて参りました。
現地の方々も大変喜び、心底感謝致しておりました。 大変簡単とは存じますが、お礼とご連絡にかえさせて頂きます。

皆様のご健康と、ご幸福を心から祈っております。  謹白

ウ スセインナ  拝

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写真:ウ・スセインナ長老とともに救援活動に参加されたお坊様方(上)、お米を炊くための釜など救援物資を運ぶ被災地住民(下)

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写真:救援物資を積んだ船に手を振る被災地住民(上)、救援物資の受け渡しの様子(下)

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写真:サイクロンで吹き飛ばされた村の跡(上)、家を失った被災者たちに届けられた物資(下)

現地ボランティアスタッフ代表、ヤ・ウエ・トン氏からの手紙

日本テーラワーダ仏教協会の皆様

去る2008年5月3日にミャンマーを直撃したサイクロン「ネグリス」により甚大な損
失を被ったミャンマー国民に対する皆様の温かいご寄付に深謝いたします。私どもはウスセインナ長老の指導のもとで、16の村と5031人の住民を擁するイラワジデルタ地区の町、ヒャルポンとボガレーにて支援活動を行いました。米、油、塩、スープ、水、ポット、スプーンなど多くの物資を支給すると共に浄水器を一台設置いたしました。
現在も天候不良で、時に激しい雨や風に見舞われております。このような苦難に際し、皆さまからご寄付をいただきましたこと、そしてご親切に心より感謝したします。
皆様のご多幸とご成功をお祈りしております。

Ya Wai Htun(ヤ・ウエ・トン)
67, タメインバヤン通り、タムウェー町区、ヤンゴン、ミャンマー

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写真:サイクロン被災地をゆくウ・スセインナ長老(上)、長老自ら、被災者に救援物資を手渡しているところ(下)

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写真:サイクロン被災地の仏教寺院。ダンマ・ホールの屋根はあらかた吹き飛んでいる(上)、田から塩水をくみ出すためのポンプを寄付する。向って右がヤ・ウエ・トン氏(下)

「ミャンマー サイクロン被害救援」緊急募金
引き続き、ご協力をお願いいたします。

~生きとし生けるものが幸せでありますように~

日本テーラワーダ仏教協会 ミャンマーサイクロン救援募金一次報告

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ウ・スセインナ長老によるサイクロン被災地の救援活動(現地の写真と手紙を掲載)June 28, 2008NEW!!

ミャンマーサイクロン救援募金に、皆様からの力強いご支援が続々と届いています。5月23日までに114名の皆様と2団体から138万1500円が寄せられました。これらはウェーサーカ祭において、当日の寄付42万8500円と合わせ、合計181万円として、招待したお坊様のお一人、ウ・スセインナ長老(門司の世界平和パゴダ住職)にお渡ししました。救援金は地元のお坊様方が合議して、被災者のために有効活用されることになりました。(これはミャンマーで、必要とされるところに必要な援助が届くための、現在考えられる最良の方法と考えました。)

ウ・スセインナ長老は6月3日から14日までミャンマー入りされ、サイクロンの被災地であるボーカレー・ピャーポン地方などの16の村をまわって精力的に救援活動をされました。米・鍋・フライパン・水・塩・食用油・茶碗・スプーン・排水機械などの救援物資を1316家庭(5031名)の方々に配布し、島自体が全壊したハインジー島(サイクロンの直撃を受け大きな被害を出した島)には渡れなかったものの、現地のお坊様に救援物資を運んでくれるように頼み、後日、すべて渡されたと連絡があったそうです。他に被害にあった寺院にも特別に寄付金と品物をお布施されたとのこと。

なおミャンマーサイクロン救援募金は引き続いて行なわれています。皆様の変らぬあついご支援をお寄せください。(2008年6月26日 日本テーラワーダ仏教協会事務局)

*****************

ミャンマー サイクロン被害救援
緊急募金の呼びかけ

ご存じのとおり、ミャンマー(ビルマ)では5月2日から3日にかけて、史上最大のサイクロン被害を受けました。死者は十万人を越え、被災者は数百万にのぼるともされる惨状に対して、一刻も早い救援が求められています。この事態を受けて、日本テーラワーダ仏教協会では、「ミャンマーサイクロン被害救援」の緊急募金を呼びかけることにしました。

2004年12月に起きたスリランカの津波被災に際しては、皆様から500万円近い支援が寄せられ、被災学生の奨学金などとして有効活用されました。軍事政権下のミャンマーでは、海外からの援助はさまざまな制約を受けざるをえません。協会としては正確な情報収集につとめ、義捐金が真に被災者の方々に役立つよう、最善を尽くす所存です。

ミャンマーの法友たちの苦難に際し、皆様のあたたかいご支援をお寄せくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

宗教法人 日本テーラワーダ仏教協会

振込先:郵便振替口座
00120-5-763914 日本テーラワーダ仏教協会

※通信欄に「ミャンマーサイクロン救援」とお書きください。

※義損金のお申し出が殺到しているため、寄付お礼状の送付を省略させていただきます。なにとぞご了承ください。お礼状送付に必要な通信費(はがき・切手代金)分は、日本テーラワーダ仏教協会からの義援金に加算させていただきます。(2008/06/02追記)

~生きとし生けるものが幸せでありますように~

チベット問題について
歩み寄りと和解を願う声明 >>中国語訳(簡体字)


去る三月十日、チベットのラサで僧侶のデモ隊が武装警察に暴行されたことをきっかけにして、中国各地でチベット仏教徒の抗議行動が起こり、中国当局の弾圧が続いているようです。私たちは同じ仏教徒として、この事態に深い悲しみを抱いています。私たちは中国政府に対して、チベット仏教徒への弾圧をやめて、チベットの宗教と文化が大切に守られるよう、民族政策を改めることをお願いするものです。

一連のチベット情勢を見ると、中国によるこれまでの民族政策は、チベット人の忍耐の限度を越えていたのではないかと思えてなりません。権力の強制で異なる民族を同化し、国民を単一化しようとする試みが決して成功しないことは、文化大革命の悲劇によって、中華人民共和国の政府と一般の方々は痛いほどわかっているではないでしょうか。中国にとってチベット人は少数民族かもしれませんが、それは弾圧の理由になりません。カルト宗教を何らかの理由を付けて取り締まることはあったとしても、昔から伝統を守って宗教を信仰する人々を弾圧してはならないのです。特に仏教は、一切の生命に対する慈しみを実践する、非暴力主義に徹した、政治家にも権力者にも迷惑をかけない宗教です。その仏教は、中国文化の一部でもあります。チベット人は誇り高い民族です。その宗教と文化を尊重し守ることは、中国文化をより豊かにし、世界の注目を中国に集めることにも繋がるのではないでしょうか。中国に暮らすチベット人が、宗教と文化の自由を享受し、幸福に暮らせるよう配慮することは自分たちの責任であると、指導者には理解して欲しいのです。

そのためには、中国政府が感情的になっていては始まりません。あれこれと条件を付けずに、大国らしい堂々とした態度で、チベット仏教のリーダーであるダライラマ法王との対話を再開することが必要だと考えます。 いろいろな民族が、お互いの文化を認め合いながら、なかよく平和的に共存することは、人類共通の理想と言えます。仏教は二五〇〇年前からずうっと、その理想を実現する方法を説いてきた宗教なのです。チベットでの出来事にいま世界中が注目しているのは、チベット仏教徒の平和を愛する生き方が、国や宗教を超えてたくさんの人々の尊敬を集めているからではないでしょうか。「生きとし生けるものが幸せでありますように」という仏教徒の願いは、敵も味方も差別しません。政治的な問題で一時的に対立したとしても、仏教徒は怨みに怨みで返したり、過去にこだわって憎み続けたりはしないのです。そういう仏教を実践するチベットの人々と和解することは、古代から政治の達人である中国にしてみれば、決して難しくないと思います。   

それから、私たちは日本国の政府に対しても、チベットの問題を解決するために積極的に動いてくださいますようにお願いいたします。日本は古代から中国と深い関係を築いてきました。また遠いチベットとも、仏教というご縁で友好関係が結ばれてきました。日本は双方の立場を理解した上で、中立的に、純粋に相手を心配する気持ちで、チベットの問題を解決できるはずです。中国政府とダライラマ法王側の代表者を日本に招いて、和解のための対話の場をもうけるよう努力していただきたいのです。

中国の人々から、「チベットは中国の内政問題だ」という反発が起きていることも知っています。しかし、仏教はすべての人類に向けて説かれた教えです。この世界で仏教徒は少数派ですが、ブッダの道を歩む人々はお互いに心配しあわなければいけません。私たち仏教徒がチベットの人々の苦しみに無関心だとしたら、いったい誰が彼らに手を差し伸べればいいのでしょうか。

しかし、チベットの平和と自由を訴えることは、決して「反中国」活動になってはならないと思います。チベットの苦しみにほんとうに共感するのであれば、中国の人々を含めた、人類全体の幸福を願う、慈しみに徹した行動をするように気をつけなければいけないでしょう。

「私の心は決して動揺しないのだ。また悪しき言葉を私は発さないのだ。また心やさしい者として、慈しみの心の者として、怒りのない者として、私は生きるのだ」(パーリ中部二十一『鋸経』より)

私たち仏教徒のみならず、チベットに心を寄せるすべての人々が、慈しみの心を絶やすことなく、「一切衆生の幸福」という広い視野で考え、話し、行動していくことです。すなわちダライラマ法王が説かれるように、非暴力という「中道」を実践し続けることです。それが問題解決への唯一の道であると、私たちも確信しています。それがブッダの説かれた道だからです。

歩み寄りと和解によって、チベットに平和と自由がもたらされますように。 
生きとし生けるものが幸せでありますように。 

佛紀二五五一年(平成二十年)四月十四日 
宗教法人 日本テーラワーダ仏教協会
会長 小西淳一 
事務局長 佐藤哲朗

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