2008年1月アーカイブ

「ブッダと論理の微妙な関係・他」(31分31秒)をダウンロード

Dsc_8274 1月19日名古屋初期仏教デーにおける、スマナサーラ長老と参加者の質疑応答を3回に分けて配信します。(その2)

◆『ブッダと龍樹の論理学』(石飛道子)をめぐって……。

「ブッダの教えは真理だから「論理的」です。しかしブッダは「論理学」を否定しました。純粋論理は私たちの実存から離れてゆくのです。龍樹の大失敗はそこにありました。龍樹の世界で「悟り」がなくなったのです。「真理は論理的ですが、論理は真理ではありません」ということを覚えておいてください。ブッダの教えはたまたま厳密に論理的になってしまったのです。仰ったことが永遠不滅の事実だからです。どんな時代にも古くならない、本当の事実なのです。他の宗教の教えと比べてください。他宗教では、はじめから終わりまで教えが崩れています。しっかり物事を知り尽くして語ると、論理的になるのです。ですから仏教は論理的です。しかし論理は仏教ではありません。

でも、皆さんもやっぱり理性を育てないといけない。例えば信仰、感情、好み、怯えなどが割り込むと、物事の判断ができなくなるのです。我々の判断能力をにぶらせる信仰、感情、好み、怯えなどに捉われてはならないのです。我々は理性をもって自分の人生を判断できるように、理性を育てるのです。ヴィパッサナー冥想をすると理性がどんどん育ってきます。理性の目でみると、摩訶不思議に論理的になります。しかし論理を前に出さないこと。論理は抽象的。実存的ではないのです。数学的に、1を3で割るようなもので、もう終わりがなくなるのです。それは抽象的で。でも実際には、割れます。

ブッダと龍樹の論理学―縁起と中道
石飛 道子
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◆なぜ「魂」という「錯覚」が起こるのか?

五蘊無我の教えは、他に「魂」を想定したものではありません。永遠不滅の魂、という錯覚は、我々の認識のからくりによって生み出されるのです。云々。

(法話メモ:佐藤哲朗)

~生きとし生けるものが幸せでありますように~

Sumanasara1 スマナサーラ長老の「上座仏教教室」(2008年1月24日ゴータミー精舎)質疑応答より。

Q 八ヶ月も冥想続けて、何の体験もない。同じところをグルグル回っている感じがします。本を読んだりすると、冥想していろいろ体験を得る人もいるみたいですけど……

  

A (冥想をして何かの現象、神秘体験を求める人は、)残念ながら、冥想で成功しない道を選んでいるようです。ブッダの道からかなりずれています。これって困ったもので、人が真面目に冥想しようとすると、誰かが横から口を挟んで、道を壊してしまうのです。なんて慈悲がないことかと思います。自分に(冥想を成功)出来なくたっても、(冥想を)やる人にはやらせておくべきでしょうし。

 だから、そういう妄想概念を目指して冥想しても、それは冥想ではないんです。「妄想をやめるために冥想する」んです。どうしてそんな無責任なことを書いてある本を読むんでしょうか? なんでそういう無責任な人の話を聞くんでしょうか? これはブッダの道じゃないんですよ。
 これはすごいぞ、あれができるぞ、と餌を出して人を引き寄せるのはブッダの道ではないんです。神秘体験があるんだ、俺もやるぞ、というのは、餌に引っかかっているだけでしょうに。それは歩む道が違います。

本日午後ゴータミー精舎にて、日本テーラワーダ仏教協会機関誌『パティパダー』2月号の発送作業がたくさんのボランティアの方のご協力を得て、無事完了いたしました。数日で読者の皆様のもとに届くと思います。どうぞお楽しみに!

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~生きとし生けるものが幸せでありますように~

「悟りと性格」(28分23秒)をダウンロード

撮影:出村佳子

今週のDhammacastは、性格分析の仏教的活用法の第2弾。仏教では性格を「煩悩(心の汚れ)と捉えます。自分の性格をうまく利用して、汚れのない無色透明のこころを育てる秘訣とは?(2008年1月6日ゴータミー精舎で収録)

快晴に恵まれた2008年1月14日(成人の日)、ゴータミー精舎に比丘サンガをお招きして、新年のお布施会と祝福法要が開催されました。 以下写真(撮影:まつばやしさん)でレポートをお届けします。

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お昼のお布施の準備中。

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お釈迦様の前で祝福を待つ聖水用のペットボトルと記念の施本(スリダンマナンダ長老法話集)

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一階と二階のスリランカ・キリタラマヤ精舎仏教日曜学校の生徒たちが描いた絵を展示しました(まだしばらく展示しています)。

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比丘サンガへのお布施の言葉を唱える参加者一同。

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食事のお布施の後、お坊様がたに記念品のお布施をしているところ。

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在家者の食事を経て、午後の新年祝福法要へ。祝福の糸を全員にまわしているところ。

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祝福の読経とそれぞれのお坊様からのご法話を賜ったあと、聖糸と聖糸の授与をしていただきました。

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参列したスリランカの方の赤ちゃんを祝福するスマナサーラ長老。お母さんも嬉しそう。

例年以上にたくさんの方(お布施参加者含めて160名以上)のご参集でお祝いした新年祝福法要。散会後もしばらく、和やかな歓談のときが続きました。この法事の功徳を読者の皆様と一切衆生に廻向いたします。幸福でありますように。

追伸:キリタラマヤ精舎日曜学校の生徒さんの絵はまだしばらく展示しているので、ぜひ見に来てください。

~生きとし生けるものが幸せでありますように~

「性格分析の仏教的活用法」(38分05秒)をダウンロード

Sumanasaratheroatgotamiタイ佛紀2552年(西暦2007年、平成20年)最初のDhammacast(ダンマキャスト)をお届けします。

この世の中にある凡ての哲学・宗教・知識は「生きることを正当化する」という根本的な誤りを土台にして成り立っています。だから最初から矛盾だらけです。現代社会で人気の「性格分析」も同じこと。しかし、それを仏教的に活用することもできます。性格というキーワードから、「解脱への道」を指し示すことも可能なのです。

(2008年1月6日ゴータミー精舎で収録)

~生きとし生けるものが幸せでありますように~

賀正

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本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年が皆様にとって充実した一年でありますように。

~生きとし生けるものが幸せでありますように~

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